2016年

10月

11日

・ピーマンやトウガラシの、ホオズキカメムシによる被害(解決数4)

問題:ピーマンや、甘長唐辛子等のトウガラシ類に、ホオズキカメムシが沢山付いて、茎の所から吸汁され、枝に元気が無くなったり、実が貧弱になることがあります。サツマイモのツルにも付くことがあります。

 

解決1【幼虫・成虫を捕殺する】枝の下に虫取り網をかざして、枝をバサバサ叩くと、ホオズキカメムシが網の中に落ちてきます。


 ひと通りの株のカメムシを取り終わったら、網の上から手で潰したり、足で踏んで潰します。ピークの時に、これを2~3回やれば、随分違います。

 

 また、福岡県のKさんに教えていただいたのは、次のような方法です。

「うちはナス科のものがカメムシによくやられるのですが、それは小さなバケツの中に水を張って、枝をトントントントンと叩いてやると、どんどん落ちていきます。それをグルグルかき混ぜて目を回させて失神させて、すぐ下に川がありますので、川に流します。このやり方が、一番よくカメムシを取ることができます」

 

解決2【卵を潰す】:ホオズキカメムシは葉の裏に金色の卵を産みつけますので、見つけたら手で潰します。

 

解決3【元気な株に育てる】:そもそも元気で健全な株に育てば、ホオズキカメムシは沢山付かないし、多少付いたとしても問題なく育つと感じています。

 畑をはじめた初期の頃は、地力が少なかったので勢いよく育たず、ホオズキカメムシが沢山ついてしまったことがありました。その後、家庭から出る生ごみや、米ぬかを振り撒いたり、畦や周囲の草を刈って多めに入れるようにして、数年で畝が豊かになってきたら、ピーマン、万願寺とうがらし、伏見甘長とうがらし等が元気に勢いよく育つようになりました。そうすると、ホオズキカメムシが沢山付かなくなりましたし、多少は付きますが侵されずに問題無く実を生らせています。

 ただ、有機物を沢山補えば必ずしも元気な株に育つというわけでは無く、補い過ぎて逆に委縮したような育ち方になってしまうこともあるので、適度が大切です。補い過ぎることによってカメムシが付くこともあるようです。

 また、作物が健やかに育つためには、日当たりを良くすること、水はけが良く、それでいて保水力もある畝に整えることも大切です。また、日照りが続いて弱ってしまいそうな時には水をあげる、といった対応も必要になります。

 

解決4【風通しを良くする】:作物が健康に育つ上で大切なことの一つに「風通し」があります。湿気がこもって蒸れるような環境だと、お野菜も伸び伸びと健やかに育ちませんし、カメムシも居心地が良いのか沢山付きますので、周囲の草を適度に刈って空気の通りを良くするよう心がけます。

 

 大切な「太陽の恵み」「水の恵み」「養分の恵み」「風の恵み」を十分に、過不足なく得られるように環境を整えてあげることによって、健やかに育つ。健やかに育てば、虫にも侵されにくくなるというのは、ひとつの理です。

 

 以上は、私自身の経験を踏まえつつ、「第24回妙なる畑の会 全国実践者の集い」(2016年1月16-18日、徳島)の学びも参考にしながら、まとめてみました。    (2016/10/5 三重県 佐藤 美佳子さん投稿)

 

編集記ナス科に被害の多い、ホオズキカメムシ。トマトやナスの場合も、被害があるのでしょうか? 他にも思われることや、また違った体験はございませんか? 是非お寄せください。(2016/10/11)

 

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